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粕屋郡中三十三箇所観音霊場

江戸期頃につくられた若杉山の千手観音を第1番札所として久山や須恵、志免、宇美など表糟屋郡

を巡る観音霊場でありますが、情報がなく詳細は不明です。独自の御詠歌があるようですので、一覧

の中で紹介しておきます。

   
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粕 屋 郡 中 三 十 三 箇 所 観 音 霊 場 一 覧 (印刷用PDF)
寺院又は堂名 堂 宇 画 像 場  所 ・ 御 詠 歌 マップ
一番 若杉 石泉寺 若杉 石泉寺 場所

  粕屋郡篠栗町若杉 208 若杉奥ノ院駐車場階段上右の観音堂

御詠歌

  「補陀落や 同じみのりも 若杉も 誓ひの山に 響く瀧つ瀬」
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二番 久原 首羅山 頭光寺 久原 首羅山 頭光寺 場所

  粕屋郡久山町久原 849 乙宮の西隣の観音堂

御詠歌

  「名に高し 修羅の利益は 有明の 月の光の 到らぬはなし」
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三番 佐谷 建正寺 佐谷 建正寺 場所

  粕屋郡須恵町佐谷 617 佐谷神社境内の十一面観音堂

御詠歌

  「さしも草 さしも恵みの あればこそ 谷の嵐も 教えなるらむ」
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四番 田富 西福寺 田富 西福寺 場所

  粕屋郡志免町田富 4-17-6 西福寺境内観音堂

御詠歌

  「若緑 春けき空も のどかにて 田富が原に 駒ぞいさめる」
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五番 上山田 清谷寺 上山田 清谷寺 場所

  粕屋郡久山町山田 651 清谷寺境内観音堂

御詠歌

  「おのづから 心の塵も なかるべし 清谷寺に 参る身なれば」
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六番@ 尾仲 萬浄寺 尾仲 萬浄寺 場所

  粕屋郡篠栗町尾仲 815 古谷宅敷地内北東の隅の観音堂

御詠歌

  「山坂を 越えて尾仲を たずぬれば 千草ぞ花の うてななりけり」
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六番A 尾仲 見性寺 尾仲 見性寺 場所

  粕屋郡篠栗町尾仲 945-2 見性寺境内観音堂

御詠歌

  同          上
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七番 和田 龍蔵寺 和田 龍蔵寺 場所

  粕屋郡篠栗町和田 683-2 和田八幡宮の先(北側)の観音堂

御詠歌

  「願ひあるは その純なくば 龍蔵寺 頼みをかけて 運ぶ順礼」
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八番 蒲田 東照寺 蒲田 東照寺 場所

  福岡市東区蒲田 1-13-61 東照禅寺の本堂

御詠歌

  「よもすがら 蒲田を照らす 月影は さながら瑠璃の 光りなるらむ」
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九番 猪野 観音堂 猪野 観音堂 場所

  粕屋郡久山町猪野 1237 の観音堂

御詠歌

  「一筋に 祈る心を 猪野村の 大慈大悲の あるにまかせて」
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一〇番 高田 慈眼堂 高田 慈眼堂 場所

  粕屋郡篠栗町高田 331 篠栗新四国32番の堂の右並びの観音堂

御詠歌

  「高きより 田面に移す 灯し火の 慈眼堂よと 臥し拝みけり」
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一一番 南里 観音寺(欠番) NO IMAGE 場所

  観音堂及びご本尊は確認できましたが、お寺から所在は非公開としてほしいとの要
  望があり欠番とする。霊場の存続には否定的な考えのお寺のようです。

御詠歌

  「南無大悲 巡る日数の 重なれば わが古郷も 近くなるらむ」

一二番 仲原 天祐寺 仲原 天祐寺 場所

  粕屋郡粕屋町仲原 2007 天祐寺境内二つ並んだ堂の左側の観音堂

御詠歌

  「なかなかに 花の都を ふり捨てて 波羅蜜の 頼みあるなり」
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一三番 吉原 観音堂 吉原 観音堂 場所

  粕屋郡志免町吉原 660 平成の森公園管理事務所先(南南西側)階段上の観音堂

御詠歌

  「吉原や 御手水みずに 影とめて 声すみわたる 有明の月」
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一四番 宇美 今長谷寺 宇美 今長谷寺 場所

  粕屋郡宇美町宇美 3323 早見観音堂

御詠歌

  「宇美の宮 檜原杉原 わけ行けば 早見にかかる 木々の花香ぞ」
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一五番 障子岳 極楽寺 障子岳 極楽寺 場所

  粕屋郡宇美町障子岳 2-15-8 筥崎八幡宮境内観音堂

御詠歌

  「障子岳 悟りて見れば そのままに ここぞまことの 極楽寺なり」
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一六番 炭焼 清水寺 炭焼 清水寺 場所

  粕屋郡宇美町貴船 2-12-13 高台の観音堂

御詠歌

  「炭焼の 音羽の瀧は 清水の 同じ流れを なほ仰ぐなり」
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一七番 旅石 海蔵寺 旅石 海蔵寺 場所

  粕屋郡須恵町旅石 723 尋光寺本堂

御詠歌

  「旅石の 古き名のみや 跡たえて 石礎残る 玉垣の内」
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一八番 志免 西念寺 志免 西念寺 場所

  粕屋郡志免町志免中央 2-2-18 西念寺境内観音堂

御詠歌

  「誓ひある 志免しが原と 聞く時は 心強くも 祈るなりけり」
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一九番 本合 栄泉寺 本合 栄泉寺 場所

  粕屋郡須恵町植木 1691 林松寺本堂(合祀)

御詠歌

  「人よりも 佛のちぎり もらさじの あいにあふひと 高きいやしき」
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二〇番 上中原 長泉寺 上中原 長泉寺 場所

  粕屋郡粕屋町仲原 1311 密蔵寺(将軍地蔵堂)の右並びの観音堂

御詠歌

  「ふしぎある その水上は おわすかや 木の葉かくれに 拝む月かな」
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二一番 名子 森江寺 名子 森江寺 場所

  福岡市東区名子 2-2-35 覚應寺境内観音堂

御詠歌

  「名所も あとふり捨てて 森江寺 木の葉かくれに 拝む月かな」
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二二番 大隈 泉寺 大隈 泉寺 場所

  粕屋郡粕屋町大隈 1323 御霊神社鳥居内側の観音堂

御詠歌

  「丸山や 流れも深き 泉寺 心清めて 誓ひ頼しき」
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二三番 乙犬 久徳寺 乙犬 久徳寺 場所

  粕屋郡篠栗町乙犬 437 石段上の観音堂

御詠歌

  「心なき 身にも菩薩は 知られけり 乙犬寺の 入相の鐘」
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二四番 篠栗 遍照院 篠栗 遍照院 場所

  粕屋郡篠栗町篠栗 3970 遍照院の本堂(篠栗新四国62番と同じ)

御詠歌

  「石原や ありしきとくは 篠栗に うつして拝む のりの道かな」
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二五番 金出 珠林寺 金出 珠林寺 場所

  粕屋郡篠栗町金出 3479 境内篠栗新四国35番の堂の右並びの観音堂

御詠歌

  「古も 金出川を せきとめて 末の世までも かくる村郷」
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二六番 津波黒 部木 津波黒 部木 場所

  粕屋郡篠栗町津波黒 195 民家の間の狭い路地を入った先にある観音堂

御詠歌

  「山深く 打ち出す水は 津波黒の ふきあけて見る 勢門の川波」
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二七番 伊賀 東円寺 伊賀 東円寺 場所

  粕屋郡粕屋町戸原 83 伊賀薬師堂境内(北東側)の観音堂

御詠歌

  「年々に 来る心の いかなれば はしりて払ふ 山本の塵」
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二八番 別府 正覚寺 別府 正覚寺 場所

  粕屋郡志免町別府 1-23-10 正覚寺境内観音堂

御詠歌

  「別れては また逢ふことの かたければ ふかくぞ頼む 正覚の道」
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二九番 八田 土井観音堂 八田 土井観音堂 場所

  福岡市東区青葉 1-33-31 天満貴船神社の先(西側)の観音堂

御詠歌

  「八軸の みのりを袖に たもちつつ ただ明け暮れに 頼む無漏の津」
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三〇番 多々良 普門寺 多々良 普門寺 場所

  福岡市東区多々良 1-21-11 多々良公民館先(北西側)の観音堂

御詠歌

  「古の 跡は絶えても 多々良浜 名はとどまりて 守る普門寺」
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三一番 松崎 寺蔵 松崎 寺蔵 場所

  福岡市東区松崎 3-25-1 地蔵禅寺境内観音堂

御詠歌

  「松崎に たなびく雲の 晴れ間より かたじけなくも 拝む日の影」
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三二番 名島 法長寺 名島 法長寺 場所

  福岡市東区名島 3-14 広場内北西隅の観音堂

御詠歌

  「名島がた 潮満ちくれば 渡し守 これぞまことの のりの舟おと」
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三三番 箱崎 潮音寺 箱崎 潮音寺 場所

  福岡市東区箱崎 2-10-24 の観音堂(やけずの観音)

御詠歌

  「ありがたや しるしの札を 残りなく 打ちて納むる 箱崎の寺」
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