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九州三十三観音霊場の部分参拝 |
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昭和59年に弘法大師御入場1150年を記念して、関西から九州まで至る広域な霊場「西日本ぼけ封じ観音 霊場」が設立されましたが 5,6年で活動を停止しその後、近畿および中国地区は札所番号はそのままでそ の地域だけを別にまとめて「ぼけ封じ近畿十楽観音霊場」、「ぼけ封じ観音中国地区霊場」として、四国お よび九州地区は新たに霊場を設立して「四国ぼけ封じ三十三観音霊場」,「九州三十三観音霊場」として 各地区が独立して活動を続けています。 「九州三十三観音霊場」は、北部九州五県(福岡県,大分県,熊本県,佐賀県,長崎県)の寺院から成る ぼけ及び諸病封じの観音霊場になります。 巡礼は、そもそも傷病や身体障害の快方祈願から始められたもので、奇跡的に身体の病が癒えたなどの 多くの霊験談を生み出してきました。 近年の脳神経研究の目覚しい進展により、巡礼などで得られる「いやし」効果が、セトロニンの分泌を促し て脳細胞を新しく発生させることが明らかになっています。 また巡礼には心の健康だけでなく、肉体的健康を促す装置も組み込まれていて、読経の複式発声や自分 の足で歩くウォーキングは成長ホルモンを分泌し、循環器系統を若返らせて身体年齢を若くし、脳梗塞や 脳血栓を予防します。札所の参道は階段が多く、境内を巡拝するだけで相当な有酸素運動と筋力増強運 動になります。ましてや歩き遍路なら絶大な効果が期待できます。 こうした物理的な作用に加え、巡礼特有の信念が加味されれば、免疫力・自然治癒力の向上と相乗効果 をなして劇的な変化が生じる可能性も充分考えられることでしょう。 (グループ「みちしるべ」作成のホームページより) お釈迦さまをはじめとする如来さまが、この上ない理想の境地に到達されて完全無欠の浄土の座にすわ っておられるのにくらべ、菩薩さまであられる観音さまは、仏さまでありながら衆生救済のために、衆生へ の慈悲のあまり汗と塵にまみれて現世に降りてこられる仏さまです。 法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)の一節に 「十方諸国土 無刹不現身」 : (観音さまのお力を必要とする人があれば、それがどこであろうとおすがた をあらわされ) 「無垢清浄光 彗日破諸闇 能伏災風火 普明照世間」 : (そのお慈悲のけがれのない清浄な光は、あら ゆる災禍をうちやぶり、明るく世界を照らしだします。) と説かれています。また観音さまは、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて種々の形体を 現じ、これを観音の普門示現といいます。 心を澄ませて、観音さまの無垢清浄のありがたい光を感得するつもりでお出かけください。姿をかえられた 観音さまにお会いになれます。 (九州三十三観音霊場会発行「九州三十三観音めぐり」より) |
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